お金の出費は気になるのに時間の出費が気にならない人はなぜ?
お金と時間は同等、いやお金より時間のほうが価値が高いと思っています。
人々は皆お金を払って時間を買っています。
高速道路にお金を使ったり、新幹線にお金を使ったり、通勤時間を短くするために会社から近い都心に住んだり、そう時間とはお金よりも大事な物なのです。
時間という物に無頓着な人
時間という物は「見える化」しづらいものであり、その重要性に中々気付く事ができません。
それに対してお金は全て数字で見る事が出来るので、収入や支出がどれだけ増えてどれだけ減っているのかがハッキリとわかります。
しかし時間はどれだけ無駄に減っているのかがどうしても分かりにくいんです。
では数値化してみましょう。
前回も記事で述べました。
1万時間の法則という物がありますよね。
人生3年捨てる覚悟ある? 成功するために必要な「1万時間の法則」 - まぐまぐニュース!
その分野で一流になるためには1万時間を費やさなければならないと言われています。
通勤時間が長い人と短い人の差
1日でも早く出世を望む会社員AさんとBさんを例に出しましょう。
Aさんは低家賃の郊外から片道1時間時間かけて通勤しています。
往復2時間を電車通勤にかけているのです。
Bさんはというと家賃は高額ながら片道10分で通える都心に住んでいます。
では出世のために使える時間はどちらがあるでしょうか?
いうまでもなくBさんですよね。
両者の通勤が完全なるコストだと考えるとAさんに残された時間は1日22時間、そしてBさんは23時間40分となり、持っている時間の差は1時間40分となります。
両者とも1日8時間労働だとしてそれに加えBさんはその浮いた通勤時間1時間40分を出世のためにに使うとします。
出世の為に互いに1万時間をかけるとすると
Aさん 10,000時間÷8時間=1250日
Bさん 10,000時間÷9.6時間=1041日
となり、
Bさんは通勤時間というコストがかからないためAさんに比べ約半年分先に出世する事が出来ます。
Bさんは都心に住み、お金で時間を買っているので出世のために時間を多く使う事が出来ました。
そう、時間をまずお金で買っておけば後でその時間が更にお金になって返ってくるる可能性があるのです。
しかし、多くの人は通勤において出費を安く抑えるために時間を支払っています。
時間に対する意識を変える。
合わない友達と会うのは一番損している。
やるべきことに集中するために無駄を削ぎ落とす哲学がミニマリズムとすれば、最も無駄を省けるのは、「お金」ではなくて「人間関係」だと思う。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) December 5, 2016